カラーライブラリ

カラーライブラリウィンドウでは、100のライブラリごとのカラーセットから色を選択することができます。

カラーライブラリでは、

(A) ドロップダウンリストからライブラリを選択し、

(B) ウィンドウを浮上させて選択したライブラリを開き、

(C) (Pro版のみ)新規ライブラリの作成、ライブラリ名の変更、ライブラリのインポート/エクスポートをすることができます。

他にも、カラーピッカーからライブラリに色を追加、グラデーション設定からグラデーションを追加履歴をライブラリにエクスポートすることができます。

カラーピッカー

使用する色の選択には下記の方法があります。

・パレットから選択 ・詳細なカラー情報の入力 ・16進数(カラーコード)の入力

カラーピッカーは、ペンツールとカラーピッカーツール でご利用いただけます。

選択した色をライブラリに追加します。

デフォルトの場合、色を選択すると自動的にその色が適用されます。

「カラーピッカーでカラーを自動的に受け入れる」のチェックを外すと、カラーピッカーダイアログには前回使用した色と新しく選択された色の両方が表示されます。

「カラーを採用」をクリックすると新しく選択した色を使用することができます。

カラーの自動受け入れはツールタブの環境設定から設定を変更することができます。

カラーピッキング

見栄えの良い結果を得るには、正しい色を選ぶことが重要です。 CODIJYは、豊富な色選択オプションを備えています。

ソリッドカラーを選択するための高度なオプションを備えたカラーピッカー
色のグラデーションを編集するためのグラデーション設定。
グラデーションキャプチャツールを使用すると、色のグラデーションをキャプチャできます。
カラーライブラリ–ほとんどすべての写真オブジェクト用の28(Recoloring)/ 100(Colorizer Pro)カラーパレットのコレクション。
色履歴-以前に使用された色。

すべてのカラーピッキングツールは、プログラムのウィンドウの右側のパネルにドッキングされています。

再描画ツール

マスクの色を編集するには、新しく選択した色で塗りつぶすか、その場で色相/彩度/明るさを調整します。

両方の再描画ツールは、プログラムのウィンドウの左側にあるツールツールバーからアクセスできます。

再描画ツール

選択した色でマスクを塗り直します。

手順1.カラーピッカーツール(ピペット)を選択し、次から新しい色を選択します。

  • カラーライブラリ
  • 色の歴史
  • カラーピッカーダイアログ

ステップ2. [バケットの再描画]を選択して、ストロークをクリックします。

HSB再描画ツール

HSB Repaintツールを使用すると、色相、彩度、明るさを調整してマスクの色を編集できます。

  • HSB Repaintツールを選択します
  • マスクをクリックして、HSB Repaint Dialogを呼び出します
  • ハンドルまたは新しい値を使用して色を調整します。

カラー化マスク

マスク

CODIJY上で描く線は、「マスク」とも呼ばれます。

マスクには下記の2種類があります。

(a) ノーマルマスク

(b) オーバーレイマスク

MGDファイルで保存をすると、使用されたマスクも同時に保存されます。

カラーマスクの再ペイントやグラデーションマスクの編集が可能です。

マスクのインポート/エクスポート

Pro版では、マスクをCMSKファイルでエクスポートし、ツールバーのボタンもしくはファイルメニューから他の画像にインポートすることができます。

エクスポートやインポートを行うことで、

映画のスクリーンのように似ている写真を加工する際に便利です。

色をつける

ほとんどのカラー化は単色でできます。ペンツール(P)を使って写真に色の線(マスク)をつけていきます。色を選択するにはカラーライブラリから選ぶか、カラーピッカーを使用します。

CODIJYでは、色が関連する範囲につけられると、物体の境目を自動で検知します。


グラデーションをつける

グラデーションマスクを使うと、複数の色や色の移り変わりを一本の線で表現することができます。

グラデーションペンツール(G)を利用して、グラデーションをつけてみましょう。

グラデーション設定を利用します。使用したグラデーションは履歴に保存されます。

色の保護

CODIJYがイメージを加工しても、選択した部分だけ写真の元の色を維持しておくことができます。

元の色を保護したい部分を、着色保護ペンツール(X)で完全に覆うと、その部分だけ加工されずに色が保持されます。

白黒化する

白い服や銀・鉄製の物体など、白黒にしておきたい場所には、色抜きツール(D)を使用して色抜きマスクを描くことができます。

描画ツール

ペン


CODIJY描画ツールボックスには4つのペンが含まれています。画像を操作するには、ペンツール、Gardientペン、Color Protectペン、およびDecolorペンが必要です。 [ツール]ツールバーまたは[ツール]メニューから消しゴムと一緒にアクセスできます。

ペンツール


ペンツールを使用すると、単色のストロークを追加できます。カラーピッカーパレットから色を選択したり、ライブラリで選択した単色から選択したり、カラーピッカーを使用してマスクや画像から選択したり、カラー履歴から選択したりできます。

アイコンまたはPショートカットを使用してペンに切り替えることができます

グラデーションペン


グラデーションペンは、複数の色とその遷移を適用するように設計されています。グラデーションを使用して、顔、遠近感のあるオブジェクト、風景の特徴を色付けします。グラデーションペンからのグラデーションは、グラデーション設定ダイアログで手動で作成するか、グラデーションキャプチャツールでカラー画像からキャプチャできます。

アイコンまたはGショートカットを使用してグラデーションペンに切り替えることができます

カラープロテクトペン


このツールは、オブジェクトの下の色を保護します。写真がモノクロであった場合、グレースケールを保護します。オブジェクトまたは領域がカラーであった場合、元のトーンは、隣接する領域に追加されたカラーマスクを使用した色付けから保護されます。

アイコンまたはXショートカットを使用して、カラー保護ペンに切り替えることができます

ヒント:白黒画像を色付けするときに、白黒の色、金属、白いシャツを保護する場合、色保護がよく使用されます。また、カラー写真の1つまたは2つのオブジェクトの色を変更する場合にも必要です。

消色ツール


消色ペンは、オブジェクトと領域を白黒に変換するために使用されます。たとえ古いビンテージ画像で作業している場合でも、その配色は純粋なグレースケールではない場合があります。一部の写真は黄色または茶色に変わり、金属、白い服、歯などの物体が青ざめています。消色ペンを使用すると、すべての淡い色調を取り除くことができます。

アイコンまたはDショートカットを使用して、ペンの消色に切り替えることができます

消しゴム


標準の消しゴムlelsは、カラーストロークを削除します。アイコンまたはEショートカットを使用して消しゴムに切り替えることができます

ペン設定


4本のペンと消しゴムはすべて、ストロークの幅とスタイルを制御できます。ストロークの透明度については、マスクのセクションをご覧ください。

ブラシサイズ


便宜上、ブラシサイズはスタンドアロンのツールバーとして表示されます。これは、水平にドッキングされたか垂直にドッキングされたかによって外観が異なる場合があります。

値を変更するか、sスクローラーで調整することにより、線幅を変更できます。また、ブラシサイズを小さくするには「[」を、大きくするには「]」を押します。

線のスタイル


直線とフリーハンドの2つの線スタイルがあります。対応するツールバーボタンを使用して、それらを切り替えることができます。

または、フリーハンドの場合は「F」、直線のストロークで描画する場合は「L」を押します。 「スペースバー」を使用して、線のストロークを切り取ります。

線モードでの描画


2つのショートカットを使用して、マウスボタンを放す(またはペンを上げる)ことなく、このマスクを完成できます!

スペースバーを押して、行を切り取り、方向を変更します。

スペースバーを押し続けると、フリーハンド描画に切り替わります

画像の色付け

CODIJYでは、4つの描画ペンを使用してすべての写真領域に簡単なマスクを描画することで、写真の色を追加、削除、保護できます。

色をつける

ほとんどのカラー化は単色でできます。ペンツール(P)を使って写真に色の線(マスク)をつけていきます。色を選択するにはカラーライブラリから選ぶか、カラーピッカーを使用します。

CODIJYでは、色が関連する範囲につけられると、物体の境目を自動で検知します。 

まずはペンツール(P)を選択し、ドロップダウンリストからカラーライブラリを選択します。

色を選択し、色をつける範囲の境目に沿って線を描いていきます。デフォルトでは、フリーハンドモード(F)になっています。

直線で描けそうなところでは、直線で描画(L)を使いましょう。直線だと早く描くことができます。マウスボタンを押したままにすると、スペースバーは行モードで行を切り取り、エスケープボタンは前の行を削除します。スペースボタンを長押しすると、マウスボタンを放さずにラインモードとフリーハンドモードを切り替えることができます。

ブラシのサイズを変更したいときは、ツールバーのブラシサイズツールを利用するか、マスク上で右クリックをしてコンテクストメニューを表示させます。 

履歴から前に使用した色を閲覧・使用することができます。

画面上で履歴が非表示になっている場合、表示させることができます。

完成したときやプレビューを見たいときは、イメージの加工(Ctrl+R(Windows)/Cmd+R(Mac))で結果を見ることができます。

色を変更・編集する

マスクの色を変更する際は、色合い/彩度/明るさ を調節します。

手順1.HSB再ペイントツールを起動します。(ツールバー上の「ペイントローラー」もしくはHをクリックします。)

手順2.マスクをクリックします。HSBダイアログが表示されます。

手順3.ハンドルを動かすか数値を入れ、色合い(H)/彩度(S)/明るさ(B)を調節します。変更と同時にマスクの色が変わります。イメージを加工(Ctrl+R(Windows)/Command+R(Mac))でプレビューを確認しましょう。

または、カラーピッカーツールか再ペイントツールを使用します。 

グラデーションをつける

グラデーションマスクをつける手順:

手順1.ツールバーのグラデーションペンを選択する。

2.グラデーションの作成取り込み、または履歴から選択(下図参照)します。

上図参照(プロジェクトエクスプローラ内の参考画像に保存されたグラデーションマスクを使用しました。)

手順3.写真の色のイメージとペンの色が合うようにグラデーションを描いていきます。

手順4.マスクを描き終えたらグラデーションを適用します。

Bもしくは「グラデーションを適用」をクリックします。

現在のグラデーションを適用しない場合、マスクを描いた場所に新しいグラデーションが適用されます。  

イメージの加工(Ctrl+R(Windows)/Cmd+R(Mac))でプレビューを確認しましょう。

ファイルを操作する

対応ファイル形式

CODIJYでは主要なファイル形式だけでなく、独自のファイル形式(MDG、CAL、CMSK)に対応しています。

 MGD:CODIJY文書のファイル形式です。MGDで保存すると、画像、ストローク、マスク、色の履歴、文書の情報を保存します。MGDファイルはプラットフォーム間共通のファイルで、MGD対応のプラットフォームではCODIJYを使って開くことができます。

CML:CODIJYカラーライブラリのファイル形式です。

CMSK:CODIJY Proのストローク(マスク)の保存に使用されているファイル形式です。

CMLとCMSKもプラットフォーム間共通のファイル形式です。

対応画像ファイル形式:

• JPG – Joint Photographics Expert Group

• JPEG – Joint Photographics Expert Group

• PNG – Portable Network Graphics

• BMP – Windows Bitmap

• PBM – Portable Bitmap

• PGM – Portable Graymap

• PPM – Portable Pixmap

• XBM – X11 Bitmap

• XPM – X11 Pixmap

• TIF – Tagged Image File Format

• TIFF – Tagged Image File Format

• WBMP – Wireless Application Protocol Bitmap Format

文書や画像を開く

MGDファイルかCODIJYが対応しているファイル形式の画像を開くことができます。

例:PNG、JPG、TIFFなど

方法1. Ctrl+(アルファベットの)O(Windows)/ コマンド+(アルファベットの)O(Mac)をクリックします。

方法2. ファイルから文書またはイメージを開くを選択します。

方法3. ツールバーの文書またはイメージを開くのボタンをクリックします。

最近開いた文書やプロジェクトエクスプローラ(ビュープロジェクトエクスプローラ)の参考画像を開くこともできます。

 CODIJY文書として成果を保存する

作業途中で画像を保存したいときや元ファイルを保存したいときはCODIJYの文書(*mdg)に保存することができます。

方法1. ファイル>文書を保存を選択します。

方法2. ツールバー上の文書を保存を選択します。

編集後の画像をエクスポートする

編集後の画像を、対応している画像ファイル形式でエクスポートすることができます。

方法1.ファイル>イメージをエクスポートを選択します。

方法2.

  1. 文書を保存をクリックします。
  2. 2~4秒ほどクリックしたままにします。
  3. イメージをエクスポートを含むメニューが表示されます。

JPEGでエクスポートする際の画質を、設定タブ下の環境設定から変更することができます。

ツールバーについてツール 

ツールツールバー

ツールバーには、主な描画ツールや再ペイントツールが入っています。

  1. アームツールとズームツール
  2. 描画ツール:ペンツール、グラデーションペンツール、着色保護ペンツール、色抜きツール、   消しゴムツール
  3. 描画モード:フリーハンドで描画、直線で描画(すべてのペンツールに適用可)
  4. 再ペイントツール:再ペイントツール、HSB再ペイントツール、カラーピッカーツール

その他の主要なツールバー:

  1. ファイル:文書またはイメージを開く、文書を保存/イメージをエクスポート
  2. 取り消す/やり直す
  3. マスク:ノーマルマスク、オーバーレイマスク
  4. CMSKファイルにマスクをインポート/エクスポートPro版のみ利用可
  5. ブラシサイズ-ペン、ブラシ、消しゴムのサイズ変更
  6. 処理-イメージを加工/部分的に加工

その他のツールに、プロジェクトエクスプローラや文書情報、印刷、登録などがあります。

非表示になっているツールバーとドッキングウィンドウの表示方法

コンテクストまたはメインメニューから、非表示になっているツールバーとドッキングウィンドウを表示させることができます。  

方法1.ツールバーの余白部分を右クリック(Windows)/ Cmd+クリック(Mac)し、

コンテクストメニューを呼び起こします。

方法2.ビューを選択し、その中からツールバーを選択します。

ツールバーの位置変更

ドラッグ&ドロップでツールバーの位置を変更することができます。

ドッキングウィンドウも同じように変更が可能です。

手順1.ツールバーのハンドルを作業スペースにドラッグします。

手順2.ツールバーを画面上もしくは画面左に移動します。

手順3.ツールバーを再配置したい場所に移動し、フレームが表示されたらドロップします。

ツールバーが配置されます。

ツールバーがまだ作業スペース上にあり、フレームが表示されていない時に

ドロップをすると、ツールバーは作業スペース上に浮上したままになります。  

ドッキングウィンドウ

ッキングウィンドウには、(A)カラーライブラリ(B)履歴(C)取り消しスタック(D)ナビゲータ(E)グラデーション設定(F)カラーピッカーがあります。

順番は前後する場合があります。

1列に収めるときには、タブでの表示に切り替わります。

ドッキングウィンドウの位置変更

ドッキングウィンドウの位置を変更するには:

手順1.ウィンドウのヘッダーをクリックします。

手順2.ウィンドウスペースの上を黒いフレームが表示されるまでドラッグします。

手順3.ドロップすると、ウィンドウが新しい場所に配置されます。

もしくは、作業スペースにドロップすることで手元に配置しておくこともできます。

インターフェースについて

ワークスペース

CODIJYのインターフェースは、簡単に画像の色を操作することができる便利な作業空間を提供します。すべてのツールや機能が一画面に揃っています。

作業エリア(①)の下にあるタブ(⑤)で、エディタ、結果、分割の切り替えが可能です。

エディタ-白黒画像が表示されるキャンバスで、どこを何色にするか印をつけます。

結果  -  イメージ加工で生成されたカラー画像のプレビューを見ることができます。
結果タブではツールは使用できません。

分割エディタと結果を並列で表示できます。
上下もしくは左右どちらで分割するか選択することができます。  

分割結果が選択されている際にはツールがグレーアウトします。
エディタ枠をクリックすればツールが使えるようになります。

画面の上と左(②)はツールバーです。右側ドッキングウィンドウです。

ドッキングウィンドウとは、レイアウトを自由に調整できる機能で、
ウィンドウ同士を結合することを指します。

 メインメニュー(④)がレイアウト中で非表示になっている際は、手動で表示することが可能です。

作業画面のカスタマイズ

CODIJYではお好きなように作業画面をカスタマイズすることができます。不要な機能を非表示にすることや、フローティングダイアログでの表示位置の入れ替えタブ内に隠す など、より使いやすくなるように変更できます。

インターフェースが違って見えるのはなぜか

CODIJYでは解像度が低くても主要なツールが表示されるよう、8つの異なるレイアウトがあらかじめ設定されています。CODIJYをインストールすると、ディスプレイの解像度に合うレイアウトが適用されるため、インターフェースが違って見えることがあります。

環境設定からレイアウトの変更が可能です。また、手動で非表示になっているツールバーやダイアログを表示させることができます。

レイアウト

解像度が低い画面にも全ての主要な機能がおさまるよう、CODIJYでは8つの定義済みレイアウトをご用意しております。

注:ツールバーやドッキングウィンドウの位置はレイアウトによって異なります。作業スペースが画面におさまるよう、いくつか機能が非表示になっている場合が ございます。

以下の手順、もしくは手動で非表示になっている機能を表示させることで、画面上のレイアウトを変更することができます。

レイアウトを変更するには、環境設定を開き、ツールタブを開きます。

手順1. 定義済みレイアウトの中から新しいレイアウトを選択します。

手順2. 「適用」をクリックします。-レイアウトが変更され、画面で確認することができます。

手順3. よければ、OKをクリックします。

メインメニューの表示

いくつかのレイアウトではメインメニューが非表示になっていることがあります。環境設定の中のGUIタブからメインメニューを表示することができます。

手順1. メインメニューを表示にチェックを入れます。
手順2. OKをクリックします。

インターフェースの明るさ調整

環境設定内のGUIタブで画面の明るさを調整することができます。

  1. UIガンマスクローラーを使用します。
  2. お好きな明るさになったら、OKをクリックします。

ビュー間の表示倍率の同期/非同期

ビュー間の表示倍率を非同期にすると、各ビューで異なる倍率で画像をズーム、異なる位置に画像を移動することができるようになります。